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今日をすくう

2026

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油彩、天竺綿キャンバス

「ひとの存在」をテーマとし、その意義を問い制作をしている。
この世にある絶対は生まれたら死ぬ、という考えを幼い頃から持っていた。
今の制作スタイルのきっかけとなったのは、大学 3 年生の時に祖母が亡くなっ
たことで「ひとが存在すること」について改めて考えるようになり、命の循環、
連鎖を意識することとなる。

またその循環の中で確かな存在であるひとは、日々の取り巻く環境や内側で起
こる出来事に翻弄され、傷つき、その自身の輪郭さえも曖昧になってしまう。
不確かで流動的、無常で無情な世の中。
生きるということは、その終わりが来る時まで良いことも不安もいつもそばに
いる。

私自身、うまく生きてきた自覚はない。
けれど周りのみんなに支えてもらい、人との繋がりで生かされてきたと感じる。

生と死の大きな命の循環の中で、自身の在り方を問い、揺らぎも大切に受け入
れ、対峙し、迷い、決断を下す。
当たり前だと感じる今日は、日々の軌跡の連続で成り立っている。
その今日を生きていくひとを描いていきたい。

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