山中 洋明
HIROAKI YAMANAKA

EROSION −狛犬−
2025
h60 w50 d50 (一対)
銅、錫鍍金、焼付
HIROAKI YAMANAKA
山中 洋明
アーティストステートメント
私が金属で表現する人体や動物のフォルムは、⻑く彫刻と金属加工技術の双方を研究をしてきた独自 のものとなっています。 私が制作に用いる主な技法は、金属工芸の技法である『鍛金』と『彫金』です。 鍛金とは金属の板を金槌と当金を用いて打ち、立体に成形する技法で、彫金とはタガネによる打ち出 しと、彫りで細部を成形する技法です。 作品のフォルムは鍛金の仕事で決定します。すなわち彫刻表現の核となる工程です。鍛金でのフォル ム成形の後、彫金で細部を形づくります。
全ての形が出来上がった後、鍍金や箔押し、化学反応で変色させ、仕上げを行います。
作品『EROSION 一狛犬一』は、1 枚の銅の平板を立体に起こす「一枚絞り」とい う技法(鍛金)を行っています。 この後、打ち出しによって細部の成形(彫金)し、錫鍍金と熱処理による酸化反応によって肌質を形 成しています。 最後の表面の仕上げにより、鍛金と彫金の技法だけでは不可能な『EROSION』(風化)の表現を完成 させています。
私が金属で表現する人体や動物のフォルムは、⻑く彫刻と金属加工技術の双方を研究をしてきた独自 のものとなっています。 私が制作に用いる主な技法は、金属工芸の技法である『鍛金』と『彫金』です。 鍛金とは金属の板を金槌と当金を用いて打ち、立体に成形する技法で、彫金とはタガネによる打ち出 しと、彫りで細部を成形する技法です。 作品のフォルムは鍛金の仕事で決定します。すなわち彫刻表現の核となる工程です。鍛金でのフォル ム成形の後、彫金で細部を形づくります。
全ての形が出来上がった後、鍍金や箔押し、化学反応で変色させ、仕上げを行います。
作品『EROSION 一狛犬一』は、1 枚の銅の平板を立体に起こす「一枚絞り」とい う技法(鍛金)を行っています。 この後、打ち出しによって細部の成形(彫金)し、錫鍍金と熱処理による酸化反応によって肌質を形 成しています。 最後の表面の仕上げにより、鍛金と彫金の技法だけでは不可能な『EROSION』(風化)の表現を完成 させています。
個展
2011 広島市立大学芸術学研究科博士後期課程 総合造形芸術専攻 彫刻領域修了
2015 個展(gallery G / 広島)
2020 個展(福屋八丁堀本店ギャラリー101)
2023 個展(福屋八丁堀本店gallery101)
2025 LE METTE GALLERY個展
作品収蔵
広島市立大学芸術資料館、広島市安佐動物公園

